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ドラム式洗濯機が乾かない!分解クリーニングで解決できる?

ドラム式洗濯機に関して多いお悩みは、「乾かない」「購入当初より乾燥に時間がかかる」といった不具合です。
実は、このような乾燥機能の問題は、分解クリーニングで解決するケースが多いのをご存知でしょうか?
この記事では、ドラム式洗濯機の分解クリーニングのプロ、ナナチカクリーンサービスが、修理か分解クリーニングかの見極め方や、分解クリーニングの作業などについて解説していきます。

修理か分解クリーニング、見極める方法

「洗濯物が乾かない」という現象だけでは、修理に出すべきか分解クリーニングで解決できる可能性が高いのか、ドラム式洗濯機に関する知識がないと判断するのは難しいですよね。
時間やお金を無駄にしないために、見極めるポイントを紹介していきます。

修理が必要な場合

機械的な故障の場合、モニターにエラーコードが表示されるケースが多いです。
例えば、パナソニック製品で「アルファベットのH+数字」という表記のエラーコードが表示されている場合は、内部の機械部分の故障が疑われます。劣化や衝撃で部品が外れてしまった場合も同様の症状がでることがあります。

分解クリーニングで改善する場合

エラーコードが表示されず、乾燥機能のみ低下しているときは、洗濯機内部の汚れを疑いましょう。
特に、乾燥フィルターの奥にあるヒートポンプという部品に汚れが溜まっている場合、
除湿機能が低下し、乾燥不良に陥っている可能性があります。

分解クリーニングは自分でできる?

結論からお伝えすると、ドラム式洗濯機に関して詳しくない人が分解クリーニングをするのはおすすめできません。
パナソニック製ドラム式洗濯機の内部には、熱交換器やセンサー類などプロでも取扱に気を使う繊細な部品が多く設置されています。内部にある機械に詳しくない場合、壊してしまうおそれがあります。
また、パーツの数が多く構造も複雑なため、「分解したのはいいけれど、元に戻せない…」ということになりかねません。
安易に分解して、高額なドラム式洗濯機が使えなくなるのは大きな損失です。
それに、分解に使う道具や養生に使うブルーシートなど、必要な物を揃えるだけでかなりの金額になってしまいます。
分解クリーニングは、無理をせずにプロに依頼することをおすすめします。

ドラム式洗濯機分解クリーニングの流れ

家に業者を呼んで洗濯機を分解クリーニングする、ということを検討する場合、
「どこで洗うの?」
「洗面所だけ片付けておけばいい?」
など、気になることが出てくるのではないでしょうか。
作業の流れがイメージできるように、ナナチカクリーンサービスが実際にご依頼を受けてドラム式洗濯機を分解クリーニングしに伺った事例を紹介していきます。
・ドラム式洗濯機:パナソニックNA-VX9500L2014年製
・使用期間:7年間
・使用頻度:毎日洗濯し、毎回乾燥機能を使用
・家族構成:大人2名、お子さま2名、ペット無
・症状:見直し運転が続き、乾燥まで長いと4時間かかってしまう
動画でご覧になりたい方は、こちらからどうぞ!

作業前の準備

ドラム式洗濯機でお困りの点を伺い、状態を確認いたします。
洗濯機の周囲が汚れたり、傷ついたりしないように、作業前に養生します。
※分解したパーツを洗浄するために、浴室をお借りします。
最初に、洗剤ケースや乾燥フィルター、排水フィルターなど、分解しなくてもお手入れ可能な箇所を確認します。

ゴムパッキンの清掃


ゴムパッキンを取り外して洗います。
今回のお客様は日頃からお手入れされているとのことで、ゴムパッキンはきれいな状態でした。
お手入れしているのにゴムパッキンの右上が汚れてしまう原因は、乾燥時に吸い込んだ埃が付着するためです。また、残った水分で水垢が発生する場合もあります。

ダクトの埃とり

※3分7秒あたりの画像
ダクトを取り外して埃を取ります。
※3分12秒あたりの画像
ダクトの付け根部分に詰まった埃も取り除き、風が通りやすくなるようにします。

脱水受けカバーの洗浄

※4分7秒あたりの画像
脱水受けカバーを外し、洗剤で汚れを柔らかくし、こびりついた汚れを取り除きます。
※4分49秒あたりの画像
脱水受けカバーの汚れは、埃の付着と乾燥の繰り返しで固くなってしまうのが特徴です。固い汚れにより、乾燥や排水につながる部分が狭くなってしまうケースもあります。

ヒートポンプの洗浄

パナソニックのドラム式洗濯機は、低温の乾燥ができるヒートポンプ式を採用しています。衣類が傷みにくく、消費電力も少ないのが利点ですが、欠点もあります。それは、使用している内に埃がたまり、目詰まりしてしまうことです。
※4分38秒あたりの画像
洗剤で汚れを浮かし、ブラシで取り除いた後に高圧洗浄します。ヒートポンプのアルミフィンは傷つきやすいため、洗浄する際は特に注意が必要な部品です。
※6分4秒あたりの画像
強引に1回で全ての汚れを取るのではなく何度か繰り返して優しく洗浄し、きれいにしました。

動作確認

写真で紹介した箇所以外に付いていた埃や汚れもきれいにクリーニングしました。
作業が終わった後、動作確認をおこなって分解クリーニングは終了です。
このケースでは、乾燥まで4時間かかる場合もあるということでご依頼をいただきました。
Panasonic(パナソニック)によると、今回クリーニングしたドラム式洗濯機NA-VX9500Lで6kgの洗濯物を乾燥させるのに必要な時間は、「おまかせコース・標準乾燥」だと約98分が目安です。コースや洗濯物の量など詳細は不明ですが、4時間は長すぎですよね。
分解クリーニングの後は乾燥にかかる時間が戻ったとのことで、たいへん喜んでいただけました。

ドラム式洗濯機(パナソニック製)が乾かない原因

ヒートポンプ式のPanasonic(パナソニック)製ドラム式洗濯機は、そのフワフワの洗い心地がとても人気です。
しかしドラム式洗濯機は、衣類やタオルから細かい繊維がでてしまうため、どうしても埃がたまってヒートポンプが目詰まりをおこしがちです。
たまった汚れにより空気が循環しにくくなるため、乾燥しにくくなってきます。
しかしこの記事で紹介したように、ヒートポンプなどの汚れは分解クリーニングできれいにできます。空気の通りを良くすることで、乾燥効率も回復できます。

まとめ

ドラム式洗濯機の分解クリーニングについて、詳しく解説しました。
乾燥機能に不具合があっても、修理や買い替えをするほどではないと、そのまま使い続けているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし洗濯機は日常的に使用するため、いつも乾きにくいとイライラしてしまいそうです。分解クリーニングで乾燥時間が戻ると、すっきり気持ちよくお洗濯できるのではないでしょうか。
ナナチカクリーンサービスは、分解クリーニングのプロフェッショナルです。紹介したPanasonic(パナソニック)NA-VX9500Lのケース以外にも、数多くの分解クリーニングを承ってきました。ドラム式洗濯機が乾かなくてお困りの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
★無料見積はこちら★
https://nanachica.co.jp/cleanservice/
★事前相談は公式ラインよりお問い合わせください★
https://line.me/R/ti/p/@036xcwep