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シャープドラム式洗濯機のドアロックエラー(E02)が消えない原因|ES-X11Bの内部部品破損を修理

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メーカー 型番
シャープ ES-X11B
症状
分解清掃後にドアロックエラー(E02)が繰り返し発生し、ドアの開閉ができない状態に
作業内容
ドアロックユニットを新品に交換し、取り外した旧ユニットを分解して原因を調査
成果
エラーが解消し、ドアの施錠・解錠が正常に行えるように

今回はシャープのドラム式洗濯機「ES-X11B」で発生した、ドアロックエラーの修理事例をご紹介します。クリニック様でお使いの機種で、弊社で分解清掃を行った後にこのエラーが出るようになってしまったケースです。

シャープのドラム式洗濯機ES-X11B
今回お預かりした、シャープのドラム式洗濯機「ES-X11B」。
ES-X11Bの型番プレート部分の拡大
扉部分の型番プレート。「ES-X11B」であることを確認しました。

分解清掃の後にE02エラーが発生

作業前にエラー履歴を確認したところ、「E02」が何度も記録されていました。E02はドアがしっかり閉まっていない状態でスタートボタンを押した際にも表示されるエラーのため、最初は単純な閉め忘れかもしれないと考え、通常どおり分解清掃の作業を進めました。今回はクリニック様のご依頼で、実際にこの洗濯機を操作されるのはスタッフの方がほとんどとのことで、ご依頼主様ご自身の使用状況についてはヒアリングが漏れてしまっていました。

ところが清掃後に試運転をすると、E02エラーが解消せず、ドアの開閉そのものができない状態になっていることが分かりました。

ドアロックユニットを交換すると症状は解消

一旦弊社に持ち帰り、ドアロックユニットを新品に交換したところ、エラーは解消しました。ここで作業を終えることもできましたが、なぜこのタイミングでドアロックが壊れてしまったのか原因を確かめるため、取り外した旧ユニットをさらに分解してみることにしました。

交換前の旧ドアロックユニットと交換後の新品ユニットを並べた写真
左が取り外した旧ドアロックユニット、右が交換した新品のユニット。
新品のドアロックユニットを本体に取り付けた状態
本体に新品のドアロックユニットを取り付けた状態。

分解して分かった、内部プラスチック部品の破損

旧ドアロックユニットのカバーを開けてみると、内部にはモーターとスイッチ、そしてそれらをつなぐプラスチックの部品が組み込まれていました。本来はモーターが動くとプラスチック部品が持ち上がり、その動きでスイッチが押されて「ドアが正常にロックされた」と検知する仕組みになっています。

ところが今回のユニットは、そのプラスチック部品が根元から折れてしまっていました。正常な状態のもう一方の部品と見比べると違いは明らかで、破損した部品ではモーターが動いてもスイッチまで力が伝わらず、ロックの検知ができなくなっていたのです。

分解したドアロックユニット内部。プラスチック部品の破損が見える
分解した旧ユニットの内部。モーターとスイッチをつなぐプラスチック部品が根元から折れています。
破損したプラスチック部品の拡大写真
破損箇所の拡大。経年劣化とみられる変色も見られます。
正常なスイッチ機構部分の拡大写真
スイッチ部分の拡大。正常な状態ではこのスイッチが確実に押される仕組みです。

プラスチック部品が割れてスイッチが押されなくなったことで、洗濯機がドアのロック状態を検知できなくなっていたことが、今回のE02エラーの原因でした。分解清掃の工程では通常ここまでドアロックを分解することはありませんが、部品を取り外した拍子に、経年劣化で限界に近づいていた樹脂パーツが折れてしまった可能性があります。

基板不良でも同様のエラーが出ることがあります

今回はドアロックユニット内部の部品破損が原因でしたが、基板側の不良によっても同じようなドアロック関連のエラーが表示されることがあるようです。E02やE21といったドア・ロック系のエラーが繰り返し表示される場合は、ドアの閉め忘れだけでなく、ドアロックユニットや基板の不具合も視野に入れて点検することが大切です。

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