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パナソニックLXドラム式洗濯機で焦げ臭い匂い・H59エラー|原因は洗剤自動投入部からの液漏れによる配線ショート

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メーカー 型番
パナソニック NA-LX129B(洗剤自動投入付きモデル)
症状
乾燥運転をすると焦げ臭い匂いがして、H59エラーが表示され乾燥が使えなくなった
作業内容
液漏れしていた洗剤自動投入部のパッキン交換と、液だれで焼け焦げていた配線一式の交換
成果
洗剤自動投入部の液漏れを解消し、配線のショートも解消。乾燥運転が正常に行えるよう復旧

今回はパナソニックのドラム式洗濯機「NA-LX129B」で、乾燥運転をすると焦げ臭い匂いがするというご相談をいただきました。あわせてH59のエラーが表示され、乾燥が使えなくなっているとのことで、修理を行っていきます。

パナソニックのドラム式洗濯機NA-LX129Bの外観
今回お伺いした、パナソニックのドラム式洗濯機「NA-LX129B」。
型番プレートのクローズアップ。NA-LX129Bと表示されている
本体の型番プレート。洗剤自動投入付きの「NA-LX129B」です。

試運転で判明した配線のショート

乾燥運転をすると焦げ臭い匂いがするとのことでしたので、まずは試運転を行い動作を確認します。すると、配線の一部がショートしており、乾燥運転を行うと煙が上がってしまう状態であることが分かりました。幸い基盤本体にダメージはなく、これは本当に不幸中の幸いでした。

外装パネルを開けた本体内部。ドラム槽と配線類が見える状態
外装パネルを開けた本体内部。配線の状態を一つひとつ確認していきます。

原因は洗剤自動投入部からの液漏れでした

破損箇所をもう少しじっくり確認していくと、配線の根元に何かが長期間にわたって垂れたような跡があり、変色しているのが見つかりました。たどっていくと、洗剤自動投入ユニットの接続部分からごくわずかに洗剤液が漏れており、その真下を通っていた配線に少しずつ垂れかかっていたことが分かりました。洗剤液が長期間にわたって配線にかかり続けたことで絶縁被膜が徐々に傷み、ショートして焼け焦げてしまったのが、今回の焦げ臭い匂いとH59エラーの原因です。

配線の根元に液だれの跡と焦げたような変色が見られる状態
配線の根元を確認すると、洗剤液が垂れ続けたような跡があり変色していました。
被膜が溶けて焦げた配線のクローズアップ
被膜が溶けて焼け焦げてしまった配線。液だれを受け続けていた箇所です。

漏れていた洗剤自動投入部のパッキンを交換

まずは液漏れの発生源である洗剤自動投入ユニットを点検します。接続部分のパッキンが劣化しており、ここから洗剤液がにじみ出ていました。

洗剤自動投入ユニットと給水経路のクローズアップ
洗剤自動投入ユニット部分。この接続部のパッキンから洗剤が漏れていました。
左が対策品の青いパッキン、右が劣化した旧型のパッキン
左が対策品、右が取り外した旧型のパッキン。対策品はパッキンに厚みがあり、洗剤が盛りにくい作りになっています。

焼損した配線一式を交換

液漏れの元を断ったところで、焼け焦げてしまった配線を交換していきます。ただ配線を付け替えるだけでしょと言われたらまあそうなのですが、この作業は案外大変なのでDIYはあまりお勧めしません。まずはメイン基盤側から配線を組んでいき、後ろ側からも配線を組み替えて、一本ずつ確認しながら接続していきます。

黄色いマットの上に広げられた配線ハーネス一式
組み直した配線ハーネス一式。電源線まで含めてすべて確認しながら接続しています。

配線の交換とパッキンの交換が完了したところで、乾燥運転で試運転を行います。ファンが回り、風もしっかりと出るようになり、無事に正常動作することが確認できました。

パナソニックLXシリーズをお使いの方へ

私が把握している限り、この症状はLXシリーズのうちA型・B型の、洗剤自動投入付きモデルで確認されています。洗濯機から焦げ臭い匂いを感じた場合は、故障がさらに広がる前に、乾燥運転の使用を必ず控えるようにしてください。

今回のように、洗剤自動投入部からのわずかな液漏れは見た目だけでは気づきにくく、長期間にわたって配線にかかり続けることで、徐々に被膜を傷め発熱・ショートにつながることがあります。「焦げ臭い匂いがする」「エラーが表示されて乾燥が使えない」といった症状でお困りの場合は、無理に使用を続けず、お気軽にご相談ください。

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